健保保険料、12年連続で上昇 6割赤字、計986億円

 健康保険組合連合会(健保連)は22日、全国の健康保険組合の2019年度予算を集計した結果、全組合の62%が赤字で、赤字総額は986億円に上るとの見通しを発表した。75歳以上が加入する後期高齢者医療制度への拠出金負担が財政を圧迫している。平均保険料率は9・218%と12年連続で上昇。加入者1人当たりの年額保険料は49万5732円で、前年度から9401円増えた。

 介護保険料も上昇し、平均料率は1・573%と過去最高を更新。1人当たりの年額は前年度比6075円増の10万912円で、初めて10万円を超えた。


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