「話す」500校実施せず、学テ 初導入の英語、内訳は非公表

 18日の全国学力テストで初導入された中学校英語で、パソコンを使い生徒の英語を録音する「話す」調査を502校が実施しなかったことが19日、文部科学省の集計で分かった。パソコンの整備が不十分なことなどで元々実施しないと決めていた学校と、当日のトラブルで断念した学校の両方が含まれているが、同省は内訳を公表する予定はないとした。

 文科省の担当者は「理由にかかわらず実施しなかった学校の総数のみを公表すると事前に決めていたためだ」と説明。今後、同省の専門家会議で調査を巡る課題を検証するとしている。文科省によると、18日に学テに参加した中学校は9948校。


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