高安、逸ノ城が夏場所へ意欲 巡業で相撲を取る稽古開始

大相撲の春巡業で稽古をする高安(左)=東京都足立区

 大相撲の春巡業は18日、東京都足立区で行われ、腰痛で出遅れていた大関高安と3月の春場所で14勝と活躍した平幕逸ノ城が相撲を取る稽古を開始し、夏場所(5月12日初日・両国国技館)への意欲を口にした。

 高安は平幕栃煌山に5勝4敗。腰が高く、一気に押し込む相撲は影を潜めた。下半身から崩れるような内容もあり「まだまだ稽古が足りない。初心に戻って基本をしっかりやりたい。みっちり下半身を強化していく」と現状を見据えた。

 同じく腰痛を患っていた逸ノ城は平幕妙義龍らに3勝4敗だった。巨体を思い切りぶつけて前に出る取り口もあったが、長い相撲になると根負けが目立った。


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