「むかわ竜」の全身骨格を復元 北海道、発見された化石基に

報道陣に公開された「むかわ竜」の全身復元骨格=11日、北海道むかわ町

 北海道大学総合博物館の小林快次教授(47)とむかわ町は17日までに、ハドロサウルス科恐竜(通称むかわ竜)の全身復元骨格を同町で報道陣に公開した。発見された化石だけを基に、ほぼ完全な全身骨格が復元されたのは日本で初めてという。竹中喜之町長は「はるか7200万年の時を超えて、むかわ竜の立ち姿が復活した。町の復興への弾みになってほしい」と話した。

 公開された全身復元骨格は2017年7月に制作が始まり今年3月に完成、樹脂製で実物化石をかたどって作られた。発見時の化石に近い色を塗り、海辺を歩いて遠くを見つめる姿をイメージしてポーズをつけた。


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