国内の温室ガス排出1・2%減 17年度、代替フロンは増加

 環境省は16日、国内の2017年度の温室効果ガス排出量が、二酸化炭素(CO2)換算で前年度比1・2%減の12億9200万トンだったとの確定値を発表した。4年連続の減少で、再生可能エネルギーの導入拡大などが要因。だが強力な温室効果があり、エアコンの冷媒などに使われる代替フロンは増加傾向が続き、対策強化が急がれる。

 日本は地球温暖化対策のパリ協定で、30年度の温室効果ガスの排出を13年度比で26%減らす目標を掲げている。17年度は13年度比8・4%の減少にとどまり、環境省は「目標まで開きがある。排出削減を急がないといけない」としている。


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