アートの健康効果を調査 高齢者対象に八王子で実施

 美術鑑賞やアート創作が高齢者の健康に及ぼす効果について調べる国際研究に参加する、65歳以上の男女150人を一般社団法人「アーツアライブ」(東京都)が募集している。カナダ・マギル大が提唱し、英国、シンガポールなど約10カ国の大学などが研究に参加予定という。

 日本での研究は5〜8月に実施。参加者を半分に分け、75人は東京都八王子市の東京富士美術館で作品鑑賞やコラージュ画の制作などに取り組み、自身の健康状態や生活の質に関する質問にウェブで回答。残る75人は自宅でウェブ調査のみに回答し、比較検証する。

 アーツアライブは、認知症の人を対象にした美術鑑賞ツアーなどを実施している団体。問い合わせはアーツアライブ、電話03(6721)1673。応募締め切りは4月30日。


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