多部未華子「収録中癒やされた」 「リラックマとカオルさん」

「毎日を丁寧に生きるカオルさんのような女性に憧れる」と話す多部未華子

 人気キャラクター「リラックマ」と同居人カオルさんたちの何げない日常をこま撮りアニメで描いた、動画配信大手ネットフリックスの「リラックマとカオルさん」。愛すべきキャラに囲まれて暮らすカオルさんの声を演じた女優の多部未華子が「どの子もかわいい。収録中も癒やされました」と振り返った。

 カオルさんは東京都内で働く「ごく普通のアラサー独身OL」。料理上手で仕事も家事も真面目にこなすが、運の悪さも手伝って、いまいち報われない日々を送る。

 友人から結婚や子どもの話を聞いて取り残されたように感じたり、占いにのめり込んだり。「人ごとなら笑えるけど、自分も同じ経験があるから心にグサグサ刺さる」と多部。「身につまされる」エピソードの中で、のんびり気ままに暮らすリラックマたちの存在が救いになっているという。

 脚本を担当したのは映画「かもめ食堂」などで監督を務めた荻上直子さん。こま撮りアニメの脚本は初めてだったというが「宇宙人が登場したり、雪だるまが踊ったり、アニメならではの不思議な展開も盛り込んで、お話を広げることができた」と手応えを語った。

 物語終盤、カオルさんに転機が訪れることにちなみ「この春、変えてみたいこと」を問われた多部。「35歳を過ぎたらロケ弁当がつらくなると聞いた。カオルさんを見習って、お弁当作りを頑張りたい」と笑った。

 「リラックマとカオルさん」は19日から、全13話一挙配信。


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