宮崎駿監督デザインの「祝幕」 七代目丑之助の初舞台に

「祝幕」用に宮崎駿さんが描いたデザインを披露する尾上菊之助さん(左)とスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー=11日午後、東京都中央区のホテル

 歌舞伎俳優の尾上菊之助さん(41)の長男、寺嶋和史ちゃん(5)が七代目尾上丑之助を名乗り、プロの俳優として初舞台を踏む5月の東京・歌舞伎座公演で、アニメーション監督の宮崎駿さん(78)のデザインを中心に据えた特別な「祝幕」が登場すると、松竹が11日発表した。

 丑之助として出演する演目「絵本牛若丸」からイメージして、宮崎さんは、伸びやかな牛若丸と弁慶の姿を描いた。

 菊之助さんは「躍動感あふれる作品で、とてもうれしい。和史には元気はつらつと初舞台を演じさせたい」と語った。

 祝幕は高さ約7m、幅約30m。宮崎さんのデザインを中央に背景は歌舞伎座舞台が制作する。


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