一部避難解除の大熊町、課題山積 「復興へ」意欲

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避難指示が解除になった福島県大熊町大川原地区。桜が見ごろを迎えるも、人通りは少ない=10日午前

 福島県大熊町は10日、東京電力福島第1原発事故で全域に出ていた避難指示が一部解除され、町民からは古里への帰還と復興に向け、意欲的な声が聞かれた。町役場は完成し、災害公営住宅の整備が続くが、病院など生活インフラの整備に時間がかかる見込みで、課題は山積みだ。

 避難指示が解除された大川原地区。茨城県高萩市の避難先から通い、農作業をしていた新妻茂さん(69)は「花や野菜を作って、町の復興に協力したい」と語った。大川原地区の自宅は解体済みで、6月に新たにできる災害公営住宅へ入る。「隣近所とうまくやれるか不安」という。