クレーター実験へ降下開始 はやぶさ2、5日に実行

小惑星表面にクレーターを作る場面の想像図(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4日、探査機はやぶさ2が人工クレーターを作る実験を行うため、午後1時ごろに待機していた上空20キロから降下を始めたと発表した。5日昼前には500メートルまで接近し、搭載した「衝突装置」を切り離す。装置は40分後に爆発し、銅でできた弾丸を小惑星の表面に撃ち込む。

 探査機は装置分離の約20分後にはカメラも放出し、1キロ離れた所から撮影する。その後、小惑星の陰に隠れ、飛び散った装置や小惑星の破片をやり過ごす。再び接近して撮影し、クレーターをうまく作れたかどうか確認できるのは今月下旬になる見通しだ。


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