習志野0―6東邦 東邦・石川が投打に活躍

30年ぶり、単独最多の5度目の優勝を果たし山田(左)と抱き合って喜ぶ東邦・石川(中央)。捕手成沢=甲子園

 東邦の石川が2本の2点本塁打を放ち、投げても散発の3安打完封と投打に活躍した。

 東邦は一回1死一塁で石川が中堅右へ2ランを放ち、さらに吉納の適時三塁打で3点を先制。五回に石川の右中間への2ランで5―0とし、八回も先頭の石川の二塁打を足場に攻め、長屋の右犠飛で6点目を加えた。

 マウンドでの石川は、直球はスピードよりも制球を重視し、スライダーなどの変化球を低めに集めて打ち取り、二塁を一度も踏ませず97球で投げきった。打者ごとに守備位置を変える堅い守備も無失策でもり立てた。

 習志野は一、四回と安打で先頭打者を出しながらいずれも併殺で反撃の糸口をつかめなかった。


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