気象庁長官が就任会見 「災害の被害軽減が役目」

就任記者会見で意気込みを語る気象庁の関田康雄長官=1日午後、気象庁

 気象庁長官に1日付で就任した関田康雄氏は同日、気象庁で記者会見し「災害が発生しないと幸いだが、そんなことはないだろう。地球温暖化が進むと激しい現象が起こると予想されており、被害軽減がわれわれの役目だ」と話した。

 関田氏は「社会情勢の変化や技術革新に遅れずに、発表する情報やデータの精度を高め、効果的に使ってもらえるように努力することが重要だ」と強調。「市町村などが気軽に地元の気象台に相談できるよう平時から関係構築を進める。災害時には遅れずに職員を派遣し、役立つ助言をする」と意気込んだ。

 関田氏は長野県出身で1984年に入庁。


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