江戸期の万葉集公開へ、栃木 足利学校が保管

足利学校で保管されている、江戸時代後期に木版印刷で作られた万葉集

 日本最古の学校とされ、歴史的な書物を多く所蔵する栃木県足利市の足利学校は1日、新元号「令和」の典拠の万葉集について、江戸時代後期に木版印刷で作られた書物が見つかったと明らかにした。6日から一般公開する。

 足利学校では国宝の中国の歴史書など、中国や日本の古い書物を約1万7千冊所蔵している。新元号発表を受けて職員が調べ、木版印刷の万葉集を確認した。

 担当者は「良い時代を予感させる新元号が決まった。注釈などを付けて紹介したい」と話した。


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