将棋、豊島二冠が最優秀棋士 藤井七段は升田幸三賞

豊島将之二冠

 第46回将棋大賞選考委員会が1日、東京都内で開かれ、2018年度の最優秀棋士賞は、二冠に輝いた豊島将之王位・棋聖(28)が初めて選ばれた。前回特別賞の藤井聡太七段(16)は新戦法や新手、妙手を指した人に贈られる升田幸三賞に選出され、記録部門の勝率1位賞を獲得した。

 豊島二冠は棋聖戦で羽生善治九段(48)を破り初タイトルを奪取。続く王位戦にも勝ち、複数冠保持者になった。

 藤井七段の18年度勝率は、歴代3位となる8割4分9厘(45勝8敗)の好成績だった。升田賞では、終盤の見事な一手が評価された。

 優秀棋士賞には渡辺明二冠=棋王・王将=(34)が選出された。


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