理系就職は「家庭との両立に難」 女子中高生の保護者調査、内閣府

 女子中高生の保護者を対象に内閣府が行った調査で、理系分野の仕事について家庭との両立が難しいと感じている人が「しやすい」と思う人よりも多いことが28日、分かった。政府は理系分野で活躍する女性「リケジョ」を増やしたい考えで、内閣府の担当者は「進路選択には保護者や学校の考え方も大きく影響する。効果的な情報発信や支援につなげたい」としている。

 理系の仕事に関するイメージを複数の選択肢から答えてもらったところ、医歯薬学・医療系分野では「仕事と家庭の両立がしづらい」との回答が15・2%で、「しやすい」の2・3倍だった。理工学とバイオ・生物学でも2倍前後の差があった。


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