国と東京電力に賠償命令 愛媛の原発避難者訴訟

松山地裁に向かう、福島第1原発事故避難者訴訟の原告団ら=26日午後

 東京電力福島第1原発事故で、福島県から愛媛県に避難した10世帯25人が、国と東電に計1億3750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で松山地裁(久保井恵子裁判長)は26日、国と東電双方に賠償を命じた。全国で起こされた約30件の同種訴訟のうち判決は10件目。

 争点は国と東電の津波対策や、国の指針に基づき東電が支払ってきた賠償額の当否で、原告は避難指示区域外からの自主避難者を含む1〜64歳(提訴時)の男女。2014年3月から順次提訴した。


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