核兵器廃絶へ、九州から発信 佐賀で「高校生平和サミット」

佐賀市で開幕した「九州高校生平和サミット」=23日午後

 核兵器廃絶を目指して高校生らが話し合う「九州高校生平和サミット」が23日、九州6県の98人が参加して佐賀市のホテルで開かれ、世界にどう平和を発信していくべきかを議論した。

 国連機関に毎年核兵器廃絶の署名を届けている「高校生平和大使」の活動が報告され、佐賀県立致遠館高2年の北村菜々さん(17)はスイスでの署名活動を紹介。「核兵器廃絶は決して夢物語ではないと伝えたい」と訴えた。

 サミットは昨年、平和大使の活動が20年を迎えたことを記念し、熊本市で初めて開かれた。今年は2日間にわたり、日ごろの活動報告や意見交換が行われる。


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