偕楽園、県外客有料化へ実証実験 身分証確認時間など調査

偕楽園で県民用・県外者用を分けたレーンを進む来園者=20日、水戸市

 日本三名園の一つ、「偕楽園」(水戸市)で今秋から県外来園客の有料化を検討している茨城県は20日、来園者を区別するため、県内在住が分かる身分証明書類の確認にかかる時間や手順などを調べるための実証実験を実施した。現在、入園料は無料だが、県外客から300円程度の徴収を想定し、バリアフリー化などの整備費に充てるとしている。

 実験は、園内の有料施設「好文亭」で実施。窓口に県民用と県外者用の二つのレーンを設け、運転免許証など住所が分かる証明書を提示した県内客に、本来は100〜200円かかる観覧券を無料で配布した。実験は23、24日にも実施する。


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