ツイッター処分裁判官に訴追請求 遺族「反省見られない」

事情聴取を受けるため国会の裁判官訴追委員会に向かう東京高裁の岡口基一裁判官=4日午後

 ツイッターで東京の女子高生殺害事件に関する不適切な投稿をしたとして昨年3月に厳重注意処分を受けた東京高裁の岡口基一裁判官(53)が、処分後も関連する投稿をしたとして、女子高生の両親が19日、罷免を求めて国会の裁判官訴追委員会に訴追請求したと明らかにした。

 父親の岩瀬正史さん(50)は同日、都内で記者会見し「岡口氏には反省の様子が見られない。訴追制度があることを知り、私たちの意見も取り入れてもらわないと困ると思った」と話した。母親の裕見子さん(50)は「私たちの名誉は傷つけられ、生活の平穏も害されている」と訴えた。


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