国名表記から「ヴ」消える 変更法案、衆院で可決

 外務省が外国の名称を表記する際、これまで使用してきたカタカナの「ウ」に濁点を付ける「ヴ」を来月から改める在外公館名称位置給与法改正案が19日、衆院本会議で全会一致により可決した。月内にも成立する見通し。

 改正案の成立に伴い、カリブ海の「セントクリストファー・ネーヴィス」を「セントクリストファー・ネービス」に、西アフリカの「カーボヴェルデ」を「カーボベルデ」にそれぞれ変更し、外務省の文書では「ヴ」は使われなくなる。

 改正案には、昨年4月に国王がスワジランドからエスワティニへの国名変更を宣言した在同国大使館の名称変更も盛り込まれている。


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