富士山の想定火口を拡大、3県 ハザードマップ改定で

富士山火山防災対策協議会の会合=19日午後、静岡県沼津市

 神奈川、山梨、静岡の3県などでつくる「富士山火山防災対策協議会」は19日、静岡県沼津市で会合を開き、ハザードマップの前提となる「想定火口範囲」を広げるとした中間報告をまとめた。今後、拡大の影響を検証し、2020年度中のマップ改定を目指す。

 04年に作成した現行のハザードマップでは過去3200年間に活動が活発だった火口を対象にしたが、5600年前まで広げ噴火可能性がある火口を追加。近年、新たに分かった火口も加えた。

 今後は、火砕流や山体崩壊による影響範囲を検討し、ハザードマップに反映させる。


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