特殊詐欺出し子、1億円出金疑い 警視庁が女を逮捕

 特殊詐欺でだまし取られた高齢者のキャッシュカードで現金約1億円を引き出したとして、警視庁池袋署は19日までに、窃盗容疑で当時19歳だった茨城県阿見町の無職の女(20)を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年8月10〜13日、80代の女性のキャッシュカード18枚を使って約100回にわたり、東京都中央区の銀行などの現金自動預払機(ATM)から計約1億円を不正に引き出した疑い。

 同署によると、容疑を認め「引き出した金は指示されたロッカーに入れた」と供述、特殊詐欺グループで口座から現金を引き出す「出し子」だったとみられる。約1億円は見つかっていない。


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