2019年3月19日 17:04 | 無料公開
取材に応じる国連児童基金(ユニセフ)親善大使のシリア難民マズーン・メレハンさん=18日、東京都港区
ユニセフ親善大使を務めるシリア難民で「シリアのマララさん」と呼ばれたマズーン・メレハンさん(20)=英国在住=が初来日し、19日までに共同通信の取材に応じた。内戦の長期化で「人々は全てをなくした」と述べる一方、「希望だけは失わない」と前を向いた。
シリア内戦の発端となった反体制運動から3月で丸8年。反体制派にサウジアラビア、トルコなどがつき米国も介入。ロシアやイランはアサド政権を支援し、思惑が複雑に絡む。「それぞれの国のための代理戦争だ。シリア人の思いを代表していない」と批判した。
「いつか私たちシリア人が国に戻らなければ真の平和は訪れない」と語った。