福生病院、透析せず死亡は21人 都や透析医学会が調査

公立福生病院=東京都福生市

 東京都福生市の公立福生病院で腎臓病の女性=当時(44)=が昨年8月、人工透析を取りやめて死亡した問題で、同病院で透析を中止したり透析を始めない選択をしたりして死亡した患者が女性を含め計21人に上ることが19日、関係者への取材で分かった。都や日本透析医学会は病院の対応が適切だったか調べている。

 福生病院は2013年4月以降、透析治療中の患者に継続か中止かの選択肢を示し、44歳の女性のほか80代の女性2人と50代の男性1人の計4人が中止を選んで死亡した。また透析治療を始めるかどうかを話し合った患者17人が「透析を受けない」を選び、その後死亡した。


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