五輪おじさん、山田直稔さん死去 64年東京大会から現地観戦

2012年7月、ロンドン五輪のサッカー女子「なでしこジャパン」初戦で元気な姿を見せた山田直稔さん=コベントリー競技場(共同)

 1964年の東京大会から全ての夏季五輪を現地観戦し、「五輪おじさん」の愛称で親しまれた実業家の山田直稔(やまだ・なおとし)さんが9日午後2時55分、心不全のため東京都内の病院で死去した。92歳。富山県出身。自宅は東京都千代田区。葬儀は近親者で行った。浪速商事会長。家族と会社が4月16日午後2時から東京都江東区木場1の4の3、東京木場ホテルで「お別れの会」を開く。

 金色のシルクハットをかぶり、日の丸の扇を手にした派手ないでたちで声援を送った。遺族によると、最近まで「人生の集大成にしたい」と、2020年の東京大会を楽しみにしていた。


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