サウジ皇太子、拉致任務を特命か 米紙報道、記者殺害も一環

サウジアラビアのムハンマド皇太子(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は17日、サウジアラビアのムハンマド皇太子が、政権に批判的な国民の監視、拉致、拘束、拷問を行う極秘任務を特命班に与え、2017年から稼働していたと報じた。同任務に関する機密情報文書を読んだ米当局者の話としている。

 18年10月にトルコでサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件は、こうした任務の「特にひどい」一例だと指摘。米当局者はカショギ氏を殺害したグループを「サウジ即応介入班」と呼んでおり、17年以降で少なくとも十数件の作戦に関与したとみているという。


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