手塚治虫さんレリーフ、駅で除幕 アトムやウランら36キャラ

漫画家・故手塚治虫さんの人気キャラクターが描かれた大型レリーフの除幕式に出席した手塚るみ子さん=18日午前、東京都江東区

 パレードする「ジャングル大帝」のレオ、ブラック・ジャック、アトムとウラン…。生誕90周年を迎えた漫画家・故手塚治虫さんの人気キャラクター36体が描かれた大型レリーフの除幕式が18日、東京臨海高速鉄道りんかい線の国際展示場駅(東京都江東区)の改札内コンコースで開かれた。

 レリーフ「手塚治虫キャラクターズ大行進」は、手塚さんが1976年、少年漫画雑誌の付録ポスター用に描いたイラストを再構成して、日本交通文化協会(東京)が静岡県熱海市の工房で制作。縦約2・6メートル、横約8・8メートルの陶板製で、手塚作品の駅構内での常設展示は初めてという。

 式には、手塚さんの長女で、手塚プロダクション取締役のるみ子さんらが出席。手塚さんのサインが入り、おなじみのキャラクターが躍動するレリーフを前に、るみ子さんは「手塚作品から受け取った夢や希望に思いをはせ、国内外のクリエーターが創作のパワーをチャージするスポットになれば幸いです」とあいさつした。

 近くに同人誌の展示即売会「コミックマーケット」が開かれる東京ビッグサイトがあり、国内外の漫画愛好者の利用が多いことから、同駅に設置された。


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