シリア駐留米軍は約千人か トランプ政権検討と報道

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は17日、トランプ政権がシリアに米兵約千人を維持する計画を検討していると報じた。トランプ大統領は昨年12月に約2千人のシリア駐留米軍を完全撤収させる方針を突如発表したが半分近くが残る可能性が出てきた。

 シリア北部に安全地帯を設置する構想がまとまらないことが理由の一つという。ウォールストリート・ジャーナルによると、過激派組織「イスラム国」にはシリアやイラクの潜伏要員を含め世界各地で1万5千〜2万人の武装兵がいると米政府はみており、米軍撤収規模を減らすのはISが態勢を立て直す懸念に備えるためでもある。


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