全国初の風水害対応部隊 徳島県、水陸両用車配備

徳島県土砂・風水害機動支援部隊に配備された「全地形対応車」=16日午後、徳島県北島町

 徳島県は16日、大規模災害への対応に特化した「徳島県土砂・風水害機動支援部隊」の発足式を県消防学校で開いた。県によると、こうした部隊の設置は全国で初めて。13消防署の50人で構成される。救助の要として水陸両用の「全地形対応車」を配備した。

 消防庁は昨年7月の西日本豪雨を踏まえた徳島県の政策提言を受け、全都道府県に同様の部隊を編成する方針を示している。消防庁から無償貸与された全地形対応車は千葉県にもあるが、西日本では徳島県だけ。全長約4・9メートルの8人乗りで、土砂や水で道が寸断された現場に救助に向かったり、物資を運んだりすることが期待される。


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