リニア、地下水で掘削作業中断 名古屋の非常口新設工事

掘削作業中に地下水が湧き出たため、昨年12月から作業を中断しているリニア中央新幹線の「名城非常口」の工事現場=16日午前、名古屋市

 JR東海が2027年に開業を目指すリニア中央新幹線の「名城非常口」(名古屋市)新設工事で、掘削作業中に地下水が湧き出たため、昨年12月から作業を中断していることが16日分かった。同社は、地下水を観測する井戸の水位に変化が見られないため、地盤沈下など周辺への影響はないと説明している。作業は今秋、再開する見通し。

 同社などによると、名城非常口は直径約40メートル、深さ約90メートルの立て坑となる計画。地上とつながり、リニア車両が走るトンネルの掘削工事の拠点となる。


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