バス免許など受験の緩和「可能」 警察庁の有識者会議提言

 タクシーやバスの運転に必要な第2種免許の受験資格の規制緩和を検討している警察庁の有識者会議は15日、受験資格について「普通免許保有3年以上」(経験年数要件)とする道交法の現行規定を「1年以上」に短縮することを可能とする提言を発表した。

 受験資格を「21歳以上」とする年齢要件については引き下げの方向性を示しつつ「一定の教育が必要」と指摘。教育効果を検証する実証実験を行った上で判断すべきだとした。警察庁は提言内容を踏まえ、2019年度中にも方針を固める。

 タクシーの運転に必要な普通第2種免許、バスに必要な大型第2種免許の受験者数は近年減少傾向が続いている。


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