沖縄歌謡をデジタル化、大谷大 最古の音源か

 大谷大(京都市)は14日、言語学者の北里闌氏が1920年に沖縄県でろう管レコードへ記録した歌謡などの音源をデジタル化したと発表し、沖縄県立図書館へ音源のCDを寄贈した。

 図書館によると、現在でも聞くことができる沖縄歌謡の音源としては、最古の可能性がある。北里氏は細菌学者北里柴三郎博士のいとこで、20〜31年に日本語の語源に関する研究で沖縄や樺太、北海道、東北などを訪れ、歌謡や言語をレコードに記録。死後、ろう管レコード約230本が遺族から大谷大へ寄贈された。

 音源はレコードからカセットテープに再録されたが、雑音が激しく聞き取りづらいまま保管されていた。


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