2019年3月14日 19:41 | 無料公開
大谷大(京都市)は14日、言語学者の北里闌氏が1920年に沖縄県でろう管レコードへ記録した歌謡などの音源をデジタル化したと発表し、沖縄県立図書館へ音源のCDを寄贈した。
図書館によると、現在でも聞くことができる沖縄歌謡の音源としては、最古の可能性がある。北里氏は細菌学者北里柴三郎博士のいとこで、20〜31年に日本語の語源に関する研究で沖縄や樺太、北海道、東北などを訪れ、歌謡や言語をレコードに記録。死後、ろう管レコード約230本が遺族から大谷大へ寄贈された。
音源はレコードからカセットテープに再録されたが、雑音が激しく聞き取りづらいまま保管されていた。