辺野古、国際社会への訴え強化 軟弱地盤改良は「不可能」

インタビューに答える沖縄県の玉城デニー知事

 沖縄県の玉城デニー知事は14日、県庁で共同通信のインタビューに応じ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡る問題について、国際社会への訴えを強化する考えを示した。対話の姿勢が見られないとして移設工事を続ける政府を批判した上で「われわれの主張は世界に発信し、理解を求めていく」と述べた。

 埋め立て予定海域の軟弱地盤の改良については「不可能だ」とし、国が今後申請する設計変更の承認には否定的な認識を示した。

 辺野古沿岸部の埋め立てに「反対」が7割超を占めた2月の県民投票について「辺野古移設反対の民意がはっきりした」と指摘した。


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