高野山、新法印の就任祝い転衣式 和歌山

 和歌山県高野町の高野山真言宗総本山金剛峯寺で13日、高野山の第520世寺務検校執行法印に就任した三宝院(同町)住職の飛鷹全隆大僧正(76)をお披露目する「法印転衣式」が開かれ、高野山内外の住職や来賓、信者ら約800人が出席した。

 大広間に入場した飛鷹法印は、高野山最高位の役職に就いたことを表す緋色の僧衣を受け取り「順席の儀なれば、御免こうむります」と古式にのっとりあいさつ。いったん退席した後、色鮮やかな装いで再登場し、正面席に着座した。次期法印の住職が長い箸で米と昆布を渡して祝福する「松三宝の儀」が厳粛に行われた。


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