氷川きよし、新曲「大丈夫」披露 「日本中を盛り上げたい」

指で丸を作って「大丈夫」と新曲をPRする氷川きよし=東京都内

 歌手の氷川きよしが東京都内で、両A面シングルの新曲「大丈夫/最上の船頭」の発売記念イベントを開催。親指と人さし指で丸を作って「大丈夫」と明るく歌う新曲で大勢のファンの歓声を浴び、「日本中を盛り上げたい」と笑顔を振りまいた。

 イベントでは「きよしのズンドコ節」やニューシングルのカップリング曲も披露したが、場内が一番沸いたのが、アップテンポで観客の手拍子を誘う「大丈夫」だ。

 「笑い飛ばせぬ悲しみも バネになれ」と力強い歌詞が印象的で、「自分の人生を歌っている気がする。自分を鼓舞しながら、他の人にも伝えられる曲かな。『大丈夫』という言葉もはやらせたい」とPRする。

 2000年にデビューし、NHK紅白歌合戦で大トリを務めるなど順風満帆に見える歌手人生。取材陣から「大丈夫じゃないことはあるの?」と質問されると、「大丈夫じゃないことだらけですよ」と意外な答えが。

 その上で、「それを大丈夫にしてくれるのが歌。コンサートが1週間空くと、すごく寂しくなる。歌こそ自分の武器。歌がある世の中はいい。そういうメッセージを伝えていきたいですね」と穏やかに語った。


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