水素エネルギー普及へ工程表 電池車値下げ、無人補給所

 政府は12日、水素エネルギーの活用に向けた工程表をまとめ、公表した。水素を使う燃料電池車(FCV)の価格引き下げや、遠隔操作による水素ステーションの無人運営の解禁といった規制緩和を柱に据え、普及に弾みをつける。2020年の東京五輪・パラリンピックや25年の大阪・関西万博で技術を世界にアピールする。

 政府は、二酸化炭素(CO2)を排出せず、国内で生産できる水素を次世代のエネルギーとして有望視している。

 FCVに関しては25年ごろにハイブリッド車との価格差を70万円に縮めるようにコストダウンを促す。現在、1台700万円強だが500万円台後半を想定する。


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