2019年3月12日 19:03 | 無料公開
超小型人工衛星(手前・模型)の製造や試験を共同実施する、福井県の県民衛星技術研究組合と宇宙関連ベンチャー企業アクセルスペースの契約締結式=12日午後、福井県庁
福井県は12日、地元企業などが開発している超小型人工衛星を2020年度に中央アジア・カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げると発表した。衛星からの画像データを防災などで活用する。県によると、自治体主導による人工衛星の開発、打ち上げは全国初という。
県や繊維会社などでつくる県民衛星技術研究組合と、宇宙関連ベンチャー企業「アクセルスペース」が12日、製造や試験を共同実施するための契約を県庁で締結した。
4月から県工業技術センターを拠点に、部品製造や本体の組み立てを開始。20年4〜9月にロシアの会社が打ち上げるソユーズロケットに搭載する予定という。