演芸評論家の川戸貞吉さんが死去 落語評、芸談で著名

 深い知識と演者との交流を基にした落語評、芸談で知られる演芸評論家の川戸貞吉(かわど・さだきち)さんが11日午前11時55分、直腸がんのため東京都杉並区の自宅で死去した。81歳。横浜市出身。葬儀・告別式は14日午前9時半から杉並区和泉3の8の35、龍光寺大師堂で。喪主は妻恵子(けいこ)さん。

 早稲田大在学中は落語研究会で活動。1961年にアナウンサーとしてラジオ東京(現TBS)に入社し、ディレクターに転身後は数々の落語番組を制作。退社後は執筆活動の傍ら、共同通信などに旬の落語家の高座評を寄稿した。

 「現代落語家論」「落語大百科」など著書多数。


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