差別禁止条例の骨子案作成、川崎 ヘイト対策を強化

 川崎市は11日、あらゆる差別を包括的に禁止する条例の骨子案を作成した。ヘイトスピーチ解消も掲げ、対策を強化する。12月の市議会に条例案を提出する方針で、「不当な差別は許されないと訴えたい」としている。

 骨子案では、人種や国籍、民族、年齢、性別、性的指向などを理由にした不当な差別の全面的禁止を明記。市が関係機関と連携して、人権侵害を受けた人を支援することも盛り込んだ。

 ヘイトスピーチ対策として「市の実情に応じた施策を講じる」としたが、具体的な内容は「検討中」としている。

 罰則規定は設けていない。


  • LINEで送る