スピード違反、「実は私」と友人 起訴後に証言、裁判は異例の展開

 福岡地裁(太田寅彦裁判官)で審理されているスピード違反の裁判で、道交法違反罪に問われた女性被告(24)の友人が、起訴後に「実は私が運転していた」と名乗り出る異例の展開となっている。11日の公判で、検察側は友人の証言は信用できないとして被告に罰金5万円を求刑。弁護側は無罪を訴えて結審した。判決は25日。

 争点は、速度違反自動監視装置に写った運転者が、被告なのか、友人なのか。被告は2015年1月14日未明、福岡県福津市の国道で、法定速度を35キロ超える時速95キロで乗用車を運転したとして、17年12月に在宅起訴された。


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