大阪でフェルメール展 「取り持ち女」など6点が集結

 オランダ絵画の巨匠、ヨハネス・フェルメールの6点や、同時代のオランダの作品を集めた「フェルメール展」が大阪市立美術館(大阪市天王寺区)で開催されている。5月12日まで。

 フェルメールは17世紀オランダのバロック期を代表する画家。写実的で穏やかな光の表現が特徴で、代表作「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」は日本でも人気が高い。今回は現存する作品35点のうち、6点を集めた。

 娼家の情景を描いた初期の「取り持ち女」は、それまで宗教画や物語画を描いていたフェルメールが、風俗画に転換する時期に描かれた作品で、左端の人物はフェルメールの自画像との説が有力だ。


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