政府、廃プラ輸出規制を提案へ 4月の国際会議で

 政府は有害ごみの輸出に関するバーゼル条約の規制対象に「汚れた廃プラスチック」を加える改正案を4月の締約国会議(スイス)でノルウェーと共同提案する。大阪で6月に開く20カ国・地域(G20)首脳会合をにらみ、プラごみ問題への積極的な姿勢を打ち出す。

 バーゼル条約は鉛やヒ素などを含む廃棄物の国際的な移動を規制するがプラスチックは対象外。改正には締約国会議で4分の3の賛成が必要となり、対象とする「汚れ」の程度を巡り議論が交わされそうだ。厳しく規制すれば輸出に歯止めをかけやすいが、締約国の賛同は得にくくなる。


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