ゆうばり国際映画祭始まる 廃線控え特別列車も運行

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の開催にあわせ、7年ぶりに運行した臨時特別列車から降りる映画人ら=7日午後、北海道夕張市

 全国唯一の財政再生団体、北海道夕張市で7日、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が開幕した。今年で29回目。4日間にわたり、ホテルや商工会議所で計約100作品を上映する。市内を走るJR石勝線夕張支線が4月に廃止されるのを前に、映画人らを乗せる臨時特別列車も7年ぶりに運行した。

 7日午後3時ごろ、映画監督安藤桃子さんや、俳優古川雄輝さんらが列車から夕張駅に降り立ち、夕張メロンの果肉の色を表すオレンジ色のカーペット上を歩いた。市民らが、夕張を舞台にした映画「幸福の黄色いハンカチ」にちなんだ黄色い旗を振り「お帰りなさい」「ようこそ」と笑顔で出迎えた。


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