和製オペラ、ウラジオ公演 マリインスキーで「夕鶴」

5日、ロシア・ウラジオストクで開かれたオペラ「夕鶴」(共同)

 【ウラジオストク共同】ロシア極東ウラジオストクのマリインスキー劇場支部で5日、民話「鶴の恩返し」を題材にしたオペラ「夕鶴」の公演が行われた。日本とロシアの文化交流事業の一環で、高関健氏指揮の東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の演奏に約1300人の観客が拍手と歓声を送った。

 團伊玖磨作曲の夕鶴は、鶴を助けた青年と若い人間の女性の姿をした鶴・つうとの悲恋を描いた名作。在ウラジオストク日本総領事館によると、1952年の初演から、日本で約900回、海外17カ国で約50回上演されている。


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