2019年3月5日 17:21 | 無料公開
経済産業省は5日、全国の小売りや卸売企業の販売状況を調べる商業動態統計調査で、調査事務を委任していた大阪府の統計調査員が不正処理を行っていたと発表した。事業所に確認しないまま、商品販売額や従業員数を調査票に記入していた。同省は、影響は軽微で数値の修正は必要ないとしている。
商業動態統計調査は、政府が特に重要とする「基幹統計」の一つ。大阪府から今月4日に報告があった。不正処理していたのは、昨年8月分から同12月分までの16事業所の調査で、調査員は事業所から調査協力が得られなかったため、自ら記入し大阪府に提出していたという。