ベネズエラ野党指導者帰国 「街頭デモ続ける」

4日、カラカスで開かれた集会で、支持者を前に国歌を歌うグアイド国会議長(ロイター=共同)

 【リオデジャネイロ共同】南米ベネズエラで反米左翼マドゥロ大統領に対抗し、暫定大統領就任を宣言した野党連合出身のグアイド国会議長が4日、空路帰国した。マドゥロ大統領は帰国すれば拘束すると示唆していたが、グアイド氏は無事に入国し、報道陣らに「街頭デモを続ける」と誓った。

 国際社会に呼び掛けた2月23日の人道支援物資搬入作戦を指揮するため、最高裁の出国禁止命令を破ってコロンビア入りし、その後中南米諸国を歴訪していた。マドゥロ氏は「帰国すれば裁きを受ける」と警告。一方でグアイド氏の身の安全を求める米国に介入の口実を与えないため、拘束しないとの見方もある。


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