仏デモ16週目、規模縮小 昨年12月以来の3万人台

2日、パリ中心部でデモに参加する市民(AP=共同)

 【パリ共同】フランスでマクロン政権に抗議する黄色いベスト運動のデモが2日、16週連続で行われた。地元メディアによると、内務省は全国の参加者が約3万9300人だったとの集計を明らかにした。前週2月23日の約4万6600人から減少し、3万人台となったのは昨年12月下旬以来。

 マクロン政権は1月から全国で市民の意見を聴く「国民大討論」に取り組んでおり、マクロン大統領の支持率は依然低水準ながらやや改善。これを背景にマクロン氏は2月下旬、デモが毎週、警官隊との衝突や破壊行為を伴っていることについて「暴動の民主主義」などと非難を強めた。


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