プラごみで「国連作業部会」提案 日本政府、海の汚染深刻

海岸に打ち上げられた大量のプラスチックごみ=北西ハワイ諸島のレイサン島(米魚類野生生物局提供)

 深刻化する海のプラスチック汚染に対処するため、今後の国際的な取り組みや各国間の協力強化などを議論する作業部会を国連の下に創設するとの決議案を、日本政府が3月の第4回国連環境総会に向けて提出したことが2日、分かった。

 ノルウェーがより具体的な内容を含む決議案をまとめ、両国を中心に一本化に向けた協議を進めていることも判明。世界の海の生態系への悪影響が強く懸念されるプラスチックごみ問題が総会の主要テーマとなる中、決議の行方が焦点の一つに浮上した。

 総会は各国の環境相らが参加して3月11〜15日にナイロビで開く。


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