太陽熱利用で独機関と連携 新潟大、水素社会目指す

「水素社会」の実現を目指し連携協定を締結した新潟大の高橋姿学長(右)とドイツ航空宇宙センターのカーステン・レマー理事(中央)=1日午後、新潟大

 エネルギー源に水素を活用する「水素社会」の実現を目指し、新潟大とドイツ航空宇宙センター(DLR)は1日、太陽熱を利用して水素を効率よく取り出す技術の開発に共同で取り組む連携協定を締結した。

 式典には新潟大の高橋姿学長、DLRのカーステン・レマー理事らが参加。高橋学長は「世界をリードする成果につながることを期待したい」と話し、レマー理事は「私たちには共通の目標がある。国の枠を超えた協力が必要だ」と応じた。

 連携を主導する新潟大の児玉竜也教授(応用化学)によると、DLRは太陽熱を効率的に集めるシステムを持つ。


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