手島右卿賞に金敷駸房氏 東京出身の書家

第13回手島右卿賞に決まった金敷駸房さんの作品「槐多の歌へるより」(高知新聞社提供)

 書を中心に国内外で活躍する優れた芸術家と作品をたたえる第13回手島右卿賞(手島右卿顕彰会・高知新聞社主催、共同通信社共催)が28日、書家の金敷駸房さん(46)=東京都=と、その作品「槐多の歌へるより」に決まった。

 金敷さんは東京都大田区に生まれ、書家の石飛博光氏に師事。毎日書道展などの受賞歴があり、NHK大河ドラマの書道指導もしている。今回の受賞作は、洋画家の村山槐多の詩などを5点の書の連作で表現した。

 表彰式は3月26日に高知市の高新文化ホールで。同日から31日まで高新画廊で受賞記念展が開かれる。

 手島右卿(1901〜87年)は高知県安芸市出身の書家。


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